2週間のお試しハウスの生活を終えて

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2016年6月_東京から

 2016年6月1日~14日まで2週間にわたり、移住者用モデル住宅にお世話になりました。この期間は最低気温が2、3度まで下がる日もありましたが、ストーブ完備なので寒い時にはスイッチ一つで暖が取れ、おかげさまで快適に過ごさせていただきました。
今回の旅の主目的は、数年前に購入した北十勝の地でガーデニングの第一歩を刻むことです。以前開拓農家さんがお住いになっていた屋敷と保有されている山林を森林組合さんのお世話で購入させていただきました。昨年古い住宅や家畜小屋、サイロを取り壊し、更地にし、ようやくガーデニングの真似事を始めることができるようになりました。
 夢は、NHKの番組で見たターシャ・チューダーさんの夢のような花園を作ること。10年かかるのか、20年かかるのかわかりませんが、庭造りのプロセスを楽しみながら北十勝の地にあった草花や花木を配した自分流のナチュラルガーデンを作りたいと思っています。今回滞在期間中にやったのは、旧屋敷内の草刈りと木や草花、野菜の植え付けです。三本鍬で畑を起こし、熟成堆肥や腐葉土をすき込み、そこに桜やこぶし、クラブアップル、ライラックなど8種類の木、デルフィニウム、ジギタリス、ラベンダー、ルピナスなど20種類の宿根草、クリンソウ、サクラソウなどの野草、ハスカップ、かぼちゃ、豆の苗などを植え付けました。植え付け前に荒れ地を耕すのですが、土は固いし、石はごつごつしいるで想像以上にたいへんで、1メートル四方を耕すのに30分かかることも。開拓農家の方たちの苦労はさぞかしと認識を新たにしました。ですが、苦労すればするほど愛着が沸くもの。次の訪問予定は今年の9月ですが、草木が根付いているか、野菜の収穫ができるか、今から楽しみです。
 今回はほとんど野良仕事に特化したのであまりお出かけはできませんでしたが、いくつか素晴らしいおすすめポイントを発見したのでご報告します。陸別内では、三好さんがお一人で運営されているつつじ園。町役場の方に案内していただきましたが、一ヘクタールの地に朱色のレンゲつつじが一斉に咲く姿は圧巻でした。他には、津別町のノンノの森に群生するクリンソウが素晴らしかった。清流の両岸に咲くクリンソウの葉っぱの黄緑色と花の濃いピンクのコントラストは今も目に焼き付いています。大西さんという方が私財をなげうって作ったという北見フラワーパラダイスも園芸好きの人間にとっては垂涎の的です。温泉と周囲の巨木の森が素晴らしい屈斜路湖和琴半島近くの三香温泉も一度は訪ねたい宿です。足寄湖のほとりにたたずみ、ハスカップ畑がはるか彼方にまで広がる上谷邸のオープンガーデンも素晴らしかった。北海道の十勝、道東にほれ込んでから毎年年に2、3回は当地を訪ねていますが、何に惹かれるのかと胸に手を当てて考えると、やはり北海道らしい広大な大地と手つかずの自然、人情味溢れる人ということになるでしょうか。今は旅行者の分際ですが、いつかはこの地の住民になるのを夢見ています。北十勝の地と人々に幸いあれ!
 
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