今年最遠の満月を撮影しました。

更新

観測

ストロベリームーン
6月9日の満月は、今年最遠(最小)の満月でした。
月は楕円を描いて地球の周りをまわっているため、地球に近くて大きく見えるときや、遠くて小さく見えるときがあります。今年最近(最大)の満月は12月4日で、6月9日の満月と比べると、直径で約14%ほど大きな満月となります。
もちろん満月だけではなく、大きな(小さな)上弦の月や下弦の月などもあり、今年一番大きな上弦の月は、3月5日でした。

また、6月の満月は「ストロベリームーン」とも呼ばれています。
これはネイティブアメリカンによる呼び名で、イチゴ色の満月が見える訳ではなく、6月がイチゴの収穫期であることが由来です。
ただし、6月の満月は高く昇らないことや、空気中の粒子が多い事から、普段より赤っぽくオレンジ色に見える事があります。これは昇ったばかりや沈む直前にオレンジ色に見える現象と同じ原理によります。

天文台では6月18日まで「木星・土星観望会」を開催中です。
6月11日までは木星・土星に加え月や二重星などを
6月14~18日は木星・土星と星雲や星団などを楽しむことができます。
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