2月16日夕方、おうし座の一等星アルデバランが月に隠される、「アルデバラン食」を観測しました。
　16時4分頃にアルデバランが月に隠され、そして17時7分頃にまた姿を現しました。

　2016年は、2月16日、5月8日、7月2日、9月22日、11月16日と全部で5回のアルデバラン食が観察できます。今回を含め、5月8日、7月2日、9月22日の4回は明るい時間や低空での現象となり、あまり条件が良くありません。
　一番条件良く見られるのが11月16日で、陸別町では午前2時21分過ぎにアルデバランが月に隠されてしまいます。肉眼でも見ることが出来ますが、双眼鏡を使うことでよりはっきりと観察することが出来るでしょう。

再び姿を現した直後のアルデバラン　2016.2.16 17:07
115cm反射望遠鏡（F8）CANON EOS-1DXで撮影した動画から切り出し、トリミング

下の動画は月の影からアルデバランが現れる様子です。アルデバランが突然ポコっと出てくる様が面白いですね。